コーポレートガバナンス
基本的な考え方
取締役會が現場に即した監視?監督機能を果たせるよう、業務の執行を行う取締役は、正確でタイムリーな現場の情報を取締役會に開示?説明することとし、取締役會における審議が理論に終わらず、建設的な內容となるように努めています。また、獨立社外取締役が過半數を占め、かつ獨立社外取締役が委員長を務める指名?報酬委員會を設置し、取締役の任命、評価における客観性、透明性を高めることで、経営の監視?監督機能の厳密性、透明性を擔保しています。
推進體制?取り組み
- ファナックは監査役會設置會社であり、取締役會における監査役の意見重視を基本としつつ、取締役會(経営の監視?監督機能)と経営側(執行機能)それぞれの獨立性を保つようにしています。
- 取締役會(12名)においては、4名の獨立社外取締役が選任され、これにより取締役會に占める獨立社外取締役は1/3以上となっています。
- 取締役には女性取締役1名および外國人取締役1名が含まれており、取締役會におけるダイバーシティの取り組みを進めております。
- 監査役會(5名)のうち3名は社外監査役であり、そのうち1名は女性です。
- 引き続き、取締役會と経営側それぞれの獨立性が保たれているか、ダイバーシティの効果が表れているか等の観點から、取締役會と監査役會における議論が活発で、実情に沿った內容であるかを定期的に検証し、必要により改善を行います。
指名?報酬委員會
取締役の選解任および報酬等について、獨立社外取締役が過半數を占める指名?報酬委員會を設置し、當該委員會の審議を経ることで、手続きの客観性?透明性等を確保しています。
<構成員>
社外取締役 佃和夫(委員長)
代表取締役會長 稲葉善治
代表取締役社長 兼 CEO 山口賢治
社外取締役 今井康夫
社外取締役 小野正人
社外取締役 山崎直子
取締役會の実効性評価
原則として毎年2度行われる意見交換の場において、取締役(特に獨立社外取締役)、監査役から意見、評価等を受けることとしています。また、年間の取締役會の実効性に関するアンケート調査を行うとともに、実効性評価に関連し必要なテーマを適宜、取締役會で審議し、これらの內容をコーポレートガバナンス報告書で毎年開示しています。
2019年11月に法務部の機能の一部を「ガバナンス部」として獨立させて以降、コーポレートガバナンスに関する取り組みを益々強化しています。
環境については、設定目標、実施狀況、評価実績が取締役會に報告され、取締役會の監視?監督の重要な対象課題の一つとして、評価を受けています。
取締役の報酬方針
取締役の報酬等の仕組みは以下の通りです。
総額については、2006年6月28日開催の第37回定時株主総會にて、以下の合計額を上限とすることにつき承認を得ています。
- 年額10億円以內と定めた固定枠
- 半期決算毎の連結半期當期純利益に配當性向 (%) の1/25の率を乗じて算出する変動枠(但し支払期は、上半期決算分を當期下期とし、下半期決算分を翌期上期とする。)
(注)配當性向 (%) は、以下のとおり半期ごとに算出する。
上期(4月から同年9月まで)の配當性向=1株當たり中間配當額÷1株當たり連結中間純利益×100
下期(10月から翌年3月まで)の配當性向=1株當たり期末配當額÷(同年度通期の1株當たり連結當期純利益-同年度の1株當たり連結中間純利益)×100
また、監査役の報酬等の総額については、2014年6月27日開催の第45回定時株主総會にて、年額2億5千萬円を上限とすることにつき承認を得ています。